【ABテスト事例】隠れているコンテンツを表に出したことで改善率が119%に上昇!
2021年10月29日

ユーザーがページを訪問しても、そのページから得られる情報量が少ないことからユーザーが会員登録・購入までにたどり着かない事例は数多く存在します。
ページではユーザーがいかに商品・サービスに対する理解を深め購入意欲に結びつけるかが重要なのではないでしょうか。

今回はユーザーに対する情報接触を強化したことで、コンバージョン率を改善したABテスト事例を紹介致します。


背景~必要な情報をユーザーが十分に理解していない?~

今回ご紹介するのは、とある資産運用サービスサイトにおけるスマホ用無料診断完了ページの事例です。

業種:資産運用サービス
サイトの形式:ウェブサイト
KGI:口座解説資料送付ページ到達
検証期間:13日間

<改善前のページ概要>

まず無料診断ページではユーザーの現在の状況や資産運用の目的等、選択肢を選択していく構成になっています。
ここで選択した内容に応じて、各ユーザーのリスク許容度、すなわちユーザーが資産運用を行う上でどこまでリスクを背負うことが出来るのか、が計算されます。

そして無料診断完了ページでは、

将来予想(サービスを利用した場合に、何年後に何%の確率で、資産額がどれほど上昇するのか)
過去分析(自動算出されたポートフォリオを、リーマン・ショック前から運用した場合の
 総資産のシミュレーション結果)
ポートフォリオ(資産の構成内容・割合のシミュレーション結果)

これらが自動算出され、それぞれの内容が各タブ内にて表示される仕様になっています。

<現状の課題>

はじめから表示されている「将来予想」と違って、タブを開かないと閲覧できない「過去分析」「ポートフォリオ」に関する情報の閲覧率は、それぞれ約33%に留まってしまっていました。
つまり、診断完了ページを訪れたユーザーの約67%が、「過去分析」「ポートフォリオ」を閲覧していないことが分かりました。
また、ここではユーザーが情報に接触する機会が少ないことで、診断結果の内容をあまり理解しないまま各ページに遷移している可能性が危惧されていました。内容がよくわからないものを、利用しようとはあまり思いませんよね。
実際に改善前のページに関する数値を見てみると、無料診断完了後にメールアドレス登録ページで離脱しているユーザーが多く、また過去テスト時の計測より、タブをクリックしているユーザーが3割程度に留まっていました。

<仮説>

ポートフォリオ、または過去分析の情報への接触を強化することで、意思決定の後押しになるのではないか?


施策内容~表示を見やすく分かりやすく、全ユーザーが情報に接触できるように~

タブをなくし、タブで隠れていたコンテンツを「将来予想」「過去分析」「ポートフォリオ」の順で縦並びにあらかじめ表示する。

この施策のポイントは、スクロールするだけで「将来予想」「過去分析」「ポートフォリオ」に関する情報を閲覧できるようにすることで、ユーザーの診断結果に対する理解が促進されることであると考えています。


結果~情報接触機会を増やすと、結果は大幅に改善!~

テストパターン 勝ち

KGI 口座解説資料送付ページ到達率  119.32%改善 (統計的有意差98%
KPI 会員登録完了ページ到達率    109.85%改善 (統計的有意差95%
   コンテンツ接触率 過去分析    289.16%改善 (統計的有意差100%
            ポートフォリオ 259.09%改善 (統計的有意差100%) 

これらのデータから、ページ内容が大幅に改善したことが見て取れると思います。


考察~ユーザーの情報接触量とKGI・KPI到達率には一定の相関関係がある~

まずデータから、今回の施策で診断結果の理解を促すことが出来たと考えられます。
以前に比べ、「過去分析」「ポートフォリオ」に関する情報に接触したユーザーの数は約3倍に増加しました。

次にKGI・KPIの改善率から、「情報接触強化は意思決定の後押しになる」という仮説は正しかったと考えられます。
実際、今回の施策によってKGIである口座解説資料送付ページ到達率も約2割改善していました。
この結果から、ユーザーの情報接触量とKGI・KPI到達率には一定の相関関係があると言えるのではないでしょうか。


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