LPOとはなにか?と実際の対策・方法フローを全公開しちゃいました
2020年2月14日

今回はそもそもLPOとはなにか?、そして実際にどういう方法で対策し実行されるのか、という内容でLPO初心者の方にもわかりやすく解説します。

目次
 ・LPOとは
 ・最適化したい指標を決める
 ・最適化したい指標に最も影響を及ぼしそうな箇所を推測する
 ・推測した箇所の内容を複数パターンテストし効果を測定する
 ・効果が上がったものを残し、手順1に戻るWEB改善において本来マストなプロセス

LPOとは?

LPOとは

lpoとはLanding Page Optimizationの略語で、「ランディングページ最適化」のことです。

まずランディングページ(着地ページ)を定義しましょう。

広義には「ユーザーが流入してから一番最初に見る(着地する)ページ」のこと。

狭義には(こちらの方が一般的な気がしますが)「広告リンクをクリックした時に表示される(縦長の)ページ」のことです。

どちらの意味にせよlpoとはユーザーが1番最初にWebサイトを訪れ、ページを見た時に

「あ、このサイトは私が見たかったサイトだ」

と思えるようにページ内容を最適化することを指します。

LPOの手順

実際にlpoを行う場合には下記の手順を踏みます。

  1. 最適化したい指標を決める
  2. 最適化したい指標に最も影響を及ぼしそうな箇所を推測する
  3. 推測した箇所の内容を複数パターンテストし効果を測定する
  4. 効果が上がったものを残し、手順1に戻る

それでは各ステップを1つずつ解説いたします。

ステップ1:最適化したい数値・指標を決める

最適化する、と一口にいっても運営しているサイトや課題によって最適化する指標は異なります。

そのためlpoの第1ステップは「最適化する指標を決める」ことです。

よく使われる指標としては

  • CVR(コンバージョンレート)
  • CTR(クリック率)
  • 直帰率

があります。

ステップ2:最適化したい指標に最も影響を及ぼしそうな箇所を推測する

ステップ1で決めた最適化したい指標に最も影響を与えているだろうページ内の要素を推測します。

よくある例としては

  • キャッチコピー
  • ボタン内の文言
  • 商品・人物写真
  • お客様事例・お客様の声
  • ボタンカラー
  • ボタン・画像の配置
  • 入力フォーム

があります。

ステップ3:推測した箇所の内容を複数パターンテストし効果を測定する

ステップ2で決定した箇所に変更を加えたものを複数パターン用意・制作します。

そして一定数のユーザーが流入した後、ステップ1で決めた数値を比較し、効果測定を行います。

この比較と効果測定を行う方法には細心の注意が必要です。

よくある間違いと回避する方法について過去の記事をご覧ください。

※このように各要素を比較し効果測定を行う一覧のプロセスを「A/Bテスト」といいます。

【統計・有意差・検定を知ってる?】A/Bテストの2つの間違った計測方法事例

参考までに弊社のランディングページでテスト・比較をしている例を2つご紹介します。

【キャッチコピーのテスト】

アッションLPキャッチコピー1

アッションLPキャッチコピー2

【ボタンカラーのテスト】

ステップ4:効果が上がったものを残し、手順1に戻る

ステップ3で最も効果がいい、と判明したパーツをページ内に残します。

これでステップ2で決定した要素の最適化が終了したことになります。

もちろん厳密には「最適化が終了」ではありません。

同じ箇所(ファーストビューのキャッチコピーなどに多い)を2回、3回とテストし更なる改善を目指す、ということもあり得るからです。

まとめ

lpoは何度も繰り返してこそ価値がある

実際に何度かlpoを実施すると意外に地味だな、と思うことかと思います。

改善幅が想定より小さかったり、そもそも試してみたパターンが元のパターンより効果が悪かったり。

しかし、ある指標に対する20%の改善を4回繰り返せばその指標は2倍になります。

また、試してみたパターンのほうが効果が悪かったことがわかればノウハウが蓄積され、次回Webサイトを作ったり、新ページを作るときに最初から効率の良いものを作れるようになります。

全てのlpoにおける試行は無駄にはなりません。

その蓄積によってWebサイトがユーザーにとって使いやすい、わかりやすいものになっていくのです。

ぜひ今すぐlpoを試してみてはいかがでしょうか?

 

 

 

一覧へ戻る