【ABテスト事例】改善施策ネタ切れ!そんな時は他社を「参考」にしてCVR126%改善!?
2020年4月24日

WEBマーケティングや広告担当の皆さん、突然ですが一つ質問です。
皆さんは、月に何回程ネットショッピングを利用しますか?

実は、筆者は月に一回ネットショッピングすれば多い方というくらいです。
ネットサーフィンはしているのですが、ECサイトを見るのは仕事で参考に見る程度です。

そんなネットショッピング慣れしていない筆者ですが、
使いやすいな、見やすいなと感じたウェブサイトはメモ(ベンチマーク)するようにしています。

今回は、次の改善施策のアイデアが中々浮かばずネタ切れ気味になったとき、
日頃からメモしていたウェブサイトのデザインを「参考」にしたら、
CVRが大幅に改善できたという事例をご紹介します。

目次

A/Bテスト改善を行った背景
└ページ構成が原因で欲しい商品が見つけにくい
 施策内容
 └商品の色・サイズの見せ方と選択方法を一新!
 結果
 └126%もの改善に成功!
 考察
 └これまではモチベーションが比較的高かったユーザーも取り逃していた可能性が浮上
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A/Bテスト改善を行った背景

今回ご紹介するのは、アパレル系スマホ用LPの事例です。

業種:アパレル
サイトの形式:LP
KGI:「買い物かごに入れる」ボタンクリック
検証期間:10日間
サンプル数:各パターン10,000UU

<課題>

商品の選択エリアにて、サイズやカラーを決めなければならないが、
テキストだらけで欲しいと思う商品を見つけ難く、また選択し難いことが
課題としてありました。

<仮説>

サイズやカラーを直感的に選択できるようにし、
ラジオボタンから通常のボタンにすることで全体的な使い勝手が良くなり、
CVRが改善されるのではないかという仮説を立てました。

施策内容

元のパターン           テストパターン
 

結果

テストパターン 勝ちKGI改善率126%、統計的有意差99%

考察

他社の良いところを参考にすることで、これだけ大きな改善をすることができました。

また、結果が良かったことも大事ですが、何故勝ったのかも様々なデータから推察することができました。

例えば、VWOではエンゲージメント(≒反応率、直帰率の反対のイメージ)というイベントトラッキングができるのですが、
今回エンゲージメントにおいても108%改善していました。

このことから、「ページに流入してきたユーザーは購入意欲が一定あったにも関わらず、
元ページの商品選択が不便だったことでモチベーションが下がってしまっていたのではないか」と推測をすることが出来ました。


以上、他社のデザインを「参考」にさせていただいた事例のご紹介でした。

もっとおしゃれなデザイン、もっと良い挙動が他にもたくさんあるかもしれませんが、
筆者のようなネットショッピング慣れしていないユーザーでもわかりやすいものをと思い、
今回はシンプルでスピーディーに実装しやすいものを採用しました。

皆様も他社の良いところをたくさん「参考」にしてA/Bテストを実施していっていただければと思います。


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