U-NEXT株式会社様

 

U-NEXT株式会社様について

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株式会社USENの一事業部から、エンターテインメントのオンデマンドサービスを提供する会社として2010年12月に独立。日本最大級のデジタルコンテンツ配信サービス「U-NEXT」のほか、高速データ通信サービス事業も展開。2014年12月に東証マザーズ上場。翌年の2015年12月に東証1部上場。従業員数:338名(2015年12月31日現在)

もくじ

  1. 3つのサービスにVWOを導入
  2. 3製品のA/Bテストツールを検証
  3. VWOは切り替わりがスムーズで違和感がない
  4. 的確で素早いサポートに感心
  5. 半年間でCVRは1.74倍に向上

3つのサービスにVWOを導入

-VWOを導入したサイトを教えてください。

日本最大級のデジタルコンテンツ配信サービス「U-NEXT」をはじめ、当社が手掛ける3つのサービスに導入しました(VWOは1ライセンスで複数のサイトに導入が可能)。

デジタルコンテンツ配信サービス「U-NEXT」とは

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10万本以上のタイトル数を誇るデジタルコンテンツ配信サービス。映画、ドラマ、アニメの動画視聴に加え、電子書籍や音楽配信を含めたサービスを展開。次世代メディア配信技術を活用した高品位なサービスも実現するなど、最先端の技術を積極的に取り入れた独自のオンラインレンタル事業を構築しています。

3製品のA/Bテストツールを検証

-VWOを導入した経緯を教えてください。

Webマーケティング強化の一環として、2014年2月からA/Bテストを実施しました。このときのA/Bテストは、ツールの一部の機能を代理店経由で行うトライアル的なもので、本格的なA/Bテストではありませんでした。
トライアルということもあり、この段階では効果を得られたのかどうかは分からない状況でした。A/Bテストの効果は理解していましたので、本格的にA/Bテストを実施するフェーズに移行。著名なA/Bテストツール3製品を集めて、当社独自に検証することにしました。

VWOは切り替わりがスムーズで違和感がない

-A/Bテストツールを導入するにあたっての要件を教えてください。

製品を検証するうえで当社が重要視したのは“チラツキ”です。(チラツキとは、「A案からB案に切り替わるときのタイムタグ」のことを指します。)
A/BテストではオリジナルのA案に対し、代替えとなるB案を表示させてコンバージョン率などを検証しますが、オリジナルのA案から大きなタイムタグが生じてB案に切り替わった場合のテスト結果に疑問を感じていました。単純にB案が良いデザインだからというわけではなく、「B案に切り替わった変化(チラツキ)」に対してユーザーが反応したのではないかという疑問があったんです。
目の前でチラツキが起こったら、やっぱり反応してしまいますよね。そこで、当社としては「テスト結果を正確に見極めることができない要素」のチラツキを導入要件に置き、3製品を検証することにしました。3製品の中には、1秒後にB案に切り替わるものもありました。これはちょっと長いと感じますよね。
この要件に基づいて検証した結果、もっともチラツキが少なかったのはVWOでした。A案からB案への切り替わりに違和感がなく、レスポンスが良かったですね。もちろん、ほかの機能も検証しましたが、A/Bテストを実施するうえではやっぱりチラツキがないことが一番の要望に変わりはありませんでした。
チラツキの検証は当社の独自の見解になりますが、この結果をもとにVWOの導入を決めさせていただきました。

的確で素早いサポートに感心

-VWOを導入して半年ほど経過しましたが、使ってみて感じたことはありましたか。

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電話やメールのサポートのリターンが素早いですね。
サポートメールの返信内容が、こちらが知りたいことへの的確なアンサーで助かっています。こうした「1を言って10を解釈する」サポートはスムーズな業務につながります。また、裏ワザテクニックや最新機能なども教えていただいています。

-裏ワザテクニックや最新機能とは。

画像についての裏ワザテクニックを教えていただきました。例えば、B案で画像を替えたい場合、通常であればそのままGUIベースでアップしますが、この方法だとチラツキが発生する場合があります。そこで裏ワザテクニックが「画像ファイルのアップしてあるURLを直接入れる」方法。これならタイムラグがなく、チラツキの発生を抑えることができます。
現バージョンの新機能も教えていただきました。特に「マウスのレコーディング機能」には興味があります。ユーザーの動きが見えるので、LPの決め手になるかもしれませんね。これらの新機能は2016年3月現在無償で提供されているとのこと。ぜひ使ってみたいと思います。

半年間でCVRは1.74倍に向上

-VWOの導入後、具体的な成果はありましたか。

成果を数値化するのは難しいところですが、リスティング広告のCVRとして算出することはできます。VWO開始月の7月と先月の1月を比較してみましたが、この半年間でCVRは1.74倍向上しています。この結果からは、VWOによるA/Bテストの成果は確実にあったと言えますね。

-VWOの導入を考えている企業に向けて、先輩ユーザーとしてアドバイスをお願いします。

今回、当社が検証したA/Bテストツールの中でVWOはもっとも安価でしたが、実はコストは考慮していません。A/Bテストツールはコストが月々30万円でも、あるいは無料でも、結局は「正確な数値が出てこそ価値があるものなんじゃないか」と考えているからなんです。
手前味噌で恐縮ですが、当社はVWOを機能で選んだと思っています。もちろんコストは重要ですが、まずは機能で選ぶことをお勧めしたいですね。

-最後にアッション(現・SHIFT)への期待をお願いします。

映像をメインとしたデジタルコンテンツ配信サービスは、今後より厳しい競争が予想されます。その中で当社は、強みであるアライアンスやコンテンツ収集力を活かし、当社ならではのビジネスモデルを形成していく所存です。
壁にぶつかることもあるかと思いますが、アッション(現・SHIFT)さんにはVWO通じて引き続き支援していただければ幸いです。 今後ともよろしくお願いします。

お忙しい中、貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました。

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取材日時 2016年2月

取材制作:株式会社カスタマワイズ様