SBIホールディングス様

 

SBIホールディングス株式会社について

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SBIグループはインターネットを最大限に活用し、SBI証券や住信SBIネット銀行、SBI損保、SBI生命保険など、金融商品や関連するサービス・情報の提供等を行う「金融サービス事業」を提供している企業です。さらに、国内外のIT、バイオ、環境・エネルギーおよび金融関連のベンチャー企業への投資などを行う「アセットマネジメント事業」、医薬品・健康食品・化粧品などにおけるグローバルな展開を行う「バイオ関連事業」を加えた3つを主要事業と位置付けて事業を展開しています。

 

もくじ

  1. A/Bテストツールの効果を最大限に活かし成果として反映させたい
  2. VWOは機能が豊富で低コスト
  3. 即日対応のサポートでタイムラグがない
  4. A/Bテストのノウハウを共有できるセミナーを実施
  5. 大規模なABテストを実施していない中で大きな効果を生み出した
  6. VWOがさらにメジャーなA/Bテストツールになることを望む

 

A/Bテストツールの効果を最大限に活かし成果として反映させたい

-A/Bテストの導入経緯を教えてください。

当社は各事業を展開するうえで、インターネットが大きなチャネルとなっています。真の顧客中心主義を実現するため、現在はリアルチャネルでの展開も積極的に行っていますが、お客様に低コストで利便性の高い金融サービスを提供していくには、やはりインターネットが不可欠です。

インターネット、つまり当社Webサイトで重要視している指標のひとつがコンバージョンです。コンバージョン数、コンバージョン率を向上させるにはLPO対策が必須であり、もっとも成果を期待できるのはA/Bテストツールを使ったサイト改善という認識がありました。17のグループ会社がそれぞれ個別にLPO対策のツールとしてA/Bテストツールを導入していたり、或いはしていなかったりとバラバラな状況でした

そこでA/Bテストツールの効果を最大限に活かし成果として反映させ、「全社でノウハウを共有」「導入コストを削減」するため、利用するA/Bテストツールを1つに絞り、全社的に導入する検討に入りました。具体的なVWOの導入経緯は以下のようになります。

『導入までの経緯』

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-VWO導入の前後では、どのように変わりましたか。

VWOの検証および導入は社長室が行い、一括管理しています。詳しくは以下の図の通りです。

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VWOは機能が豊富で低コスト

※現在、プランによってサポート回数が変わります。

-VWOを選んだ理由を教えてください。

【機能が豊富】

ユーザーがページ内のどの部分をもっとも読み込んでいるかが分かるヒートマップなど、VWOにはこちらが欲する機能がほぼ網羅されていました。別途、ほかのツールを導入をする必要がないと感じました。

【1ライセンスで使える/低コスト】

1ライセンスを取得すれば、17のグループ会社すべてで利用できるとアッション(現・SHIFT)からアナウンスがありました。テスト可能ドメイン数、サブアカウント数、登録ユーザー数すべてに制限がないため、上記図のような大規模なA/Bテスト体制を1ライセンスで整えることができます。これは大幅なコスト削減になると考えました。

【コーディングの知識が不要】

HTMLやCSSの知識が不要をうたうA/Bテストツールはほかにもありましたが、VWOはコーダーではない私たちでも直感的に操作することができました。

【サポートが無料】

<p電話・メールによるサポートに期間などの制限がなく、無料で利用できると聞きました。

即日対応のサポートでタイムラグがない

-VWOを導入し約半年が経過しましたが、実際に使用した感想をお聞かせください。

実際にVWOを使用してみて、さらに以下の点を評価しています。

【管理画面が見やすい】

私たちはグループ内全社のテスト状況を管理画面でチェックしていますが、これがとても見やすい。「どこがどんなテストを行ったのか」が管理画面からすぐに分かります。

【サポートのレスポンスが素早い】

こちらが分からないところを聞きたいとき、ベンダーのサポート体制が整ってない場合は数日テストができない機会損失が発生してしまいますが、アッション(現・SHIFT)は原則的に即日対応。タイムラグがありません。

【個別のコンサルティングを実施】

VWOをより深く使いたい場合は、個別のコンサルティング(1社1回は無料)を行っていただいています。さらに、月1回のペースでセミナーも開催。全社的にVWOとA/Bテストの理解力が向上しました。

A/Bテストのノウハウを共有できるセミナーを実施

-セミナーとはどういったものでしょうか?

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ツールのことを知ることよりも、A/Bテストへの取り組みの重要性を各社の担当者に認識してもらうため、私たちからアッション(現・SHIFT)にセミナーを要望しました。セミナーは各社の担当者(2~3人程度)が参加し、具体的な事例を交えながら、アッション(現・SHIFT)が培ってきたA/Bテストのノウハウを共有することを目的にしています。社長室にとってもセミナーで得た情報は大変貴重で、各社へのテスト提案に役立っています。

セミナーの具体的な内容は以下の通りです。

『セミナーの実施内容』

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大規模なABテストを実施していない中で大きな効果を生み出した

-VWO導入の効果はありましたか。

これまで、全体で約70件のABテストを実施しました。その中の一部の企業において、VWOの管理画面から出てきた数値を年率に換算した結果、売上貢献額で約4000万円の効果があると算出されました。

実はそれほど大規模なABテストは実施していません。そうした中で大きな効果が出ましたので、2016年度は全社的に本格的な運用を考えています。

-本格導入というお話でしたが、どういった使い方をお考えですか。

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ひとつはA/Bテストを行うユーザーをセグメントすることです。これまでは流入元(リスティング/オーガニック検索など)を問わず、サイト訪問者すべてがテスト対象でしたが、セグメントすればユーザーの動向をより詳細に把握することができます。そのためには、ある一定の期間、A/Bテストのユーザー数を確保しなければなりませんが、大規模なサイトなら可能です。

もうひとつは出口の動向です。VWOはユーザーをパラメータ単位で計測できますので、A/Bテストを終えたユーザーの次の動向をチェックすることができます。それらを大手検索サイトの分析ツールなどと連携すれば、より詳細な分析することが可能になります。

VWOがさらにメジャーなA/Bテストツールになることを望む

-ABテストツール導入を検討している企業に向けて「先輩ユーザーからのアドバイス」などあればお聞かせください。

私たちSBIグループは商品やサービスを自信を持って提供しています。もっと大勢の方々に私たちの商品やサービスを知ってもらい、利用あるいは購入していただくためには、こうしたVWOのようなABテストツールは必須となってきます。

私たちはVWOのユーザーが増えて、VWOの大きなネットワークができ上がってくれれば有難い。そうすれば、規模のメリットで多大な情報を共有することができます。私たちは、VWOがさらにメジャーなA/Bテストツールになることを望んでいます。

 

-アッション(現・SHIFT)への今後の期待をお聞かせください。

私たちSBIグループは、日本だけでなく「世界のSBI」として注目されるまでとなりました。今後はグローバル企業としてさらなる成長を目指し、顧客中心主義を貫きながら、より革新的なサービスとビジネスの創出に努めていく所存です。アッション(現・SHIFT)にはVWOの訴求を通じて後方支援していただくことを希望します。今後ともよろしくお願いします。

お忙しい中、貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました。

↓SBIホールディングス株式会社↓

http://www.sbigroup.co.jp/

取材日時:2015年12月

取材制作:株式会社カスタマワイズ様